夏に旬を迎えるきのこの1つ「きくらげ」。全国でも珍しいきくらげ狩りの体験ができる、那珂川町の「ともちゃん農園」を訪れました。
きくらげ栽培を専門にする数少ない農家さんで、黒色と白色のアラゲキクラゲ(荒毛木耳)合わせて3000個の菌床を育てています。きくらげ狩りは、栽培期間中の7~10月にかけて体験できます(白色は販売のみです)。
受付で手提げ袋を受け取りハウスの奥に進むと、ブロック形の菌床で、花を咲かせるようにきくらげが育っていました。自然の温度で栽培しており「たくさん水をかけているから、大きいのができる」そうです。
立派に育ったきくらげに手を伸ばすと、肉厚でしっとりとした独特な手触りが印象的です。ポキッと菌床からはずれます。花のように見えましたが、手のひらに乗せると人の耳の形にも似ており、オリジナルキャラクター「きくらげみみちゃん」の着想になっているのだとか。
採ったきくらげは「30秒くらいさっと湯がいて、さしみで丸ごと食べるのがおすすめです。」と、ともちゃんこと園主の佐藤智子さん。プリプリッとした歯ごたえがクセになり、リピートするお客さんも多いそうです。
佐藤さんは、さまざまな料理を考案しており、将来は「食事処や直売所、お菓子工房も作りたいですね」と展望も話してくれました。
フルーツ狩りのようにその場で試食とはいきませんが、佐藤さんが試作した料理の写真を見ている内にアレコレ試してみたくなってきました♪
農園からの田園景色も目のごちそう。ハウスのひとつは休憩所となっており、ゆったりとくつろげます。
車で、「なかがわ水遊園」から10分、「道の駅ばとう」からは12分、「道の駅きつれがわ」からは20分ほど。
「農村わくわくスマホラリー」のスポットにもなっています。
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撮影日:2020/7/20
撮影地:栃木県那須郡那珂川町
撮影MEMO: ともちゃん農園
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