「大きさ、美しさ、おいしさ」の全てが大空に届くような素晴らしいいちごという名前の由来の「スカイベリー」。本県にある百名山の一つ「皇海山」(すかいさん)にもちなんでおり、商標登録から令和4(2022)年9月で10年を迎えます。そのスカイベリーを栽培・直売している那須塩原市三区町にあるエコロジーファームほさかを訪れました。
スカイベリーの栽培を始めたのは7年ほど前。ほうれん草をメインに高原大根やトウモロコシ、トマトなどの野菜を6月~11月中旬にかけて栽培していることから、冬場の仕事としていちごの栽培を始めました。「スカイベリーが出回るようになったころで、いちごを栽培するならスカイベリーがいいんじゃないかって話になりました」と代表の保坂充(ほさかみつる)さん。妻の昌子(まさこ)さん、長男の直樹(なおき)さん、次男の知彦(ともひこ)さんのご家族4人で栽培に取り組んでいます。
「うちのスカイベリー、酸味がしっかり残っているんです。酸味がなくなっちゃうと甘いだけで終わっちゃうんですけど、酸味がしっかり残っているので旨味を感じるいちごです。冷やしたものよりも、常温で食べた方が、甘味が強く感じられます。糖度が16、7度まで上がっていると思うので」と充さん。甘みと酸味のバランスが良く🍓果汁もたっぷり😍食べ応えも十分です💖
「どんなきれいないちごを作ったって、飾っておくわけにはいかないじゃないですか。食べて初めて価値が出てくる。野菜も全てそう。食べておいしいっていうのと安全性ですよね。それで価値が出ます。教科書通りには絶対に栽培できないですし、難しいですよね」と思いのたけを話してくれました。繊細な味覚のこどもがおいしく食べるようなものをこれから先も作っていきたいそうです。
昨年からは、ドライ加工したスカイベリー🍓の販売もスタート。厚さ1センチにカットした生の果実から作っているゆえの超濃厚ないちご味が口いっぱいに広って、贅沢な味わいです💖ドライでは使えない両端部分はジャムに加工しています。両端は真ん中よりも赤い部分が多いため、ジャムが赤くきれいに仕上がるそうです。
「おいしいいちごを作るっていう目指す目標があれば、栽培する側もやる気がわくじゃないですか。加工品は無駄もなくすし、おいしくしようという努力にもつながります」と充さん。おいしさへの探求心がやりがいや商品開発の発想につながっています。
ご購入の際には、前もって電話を入れてからの方が確実だそうです。また、毎年ゴールデンウィークには、完全予約制でいちごの摘み取り体験も開催しており、今年も開催を予定しています♪
施設を訪れる際には、マスク着用や手指消毒等の基本的な感染防止対策の徹底に御協力いただきますようお願いいたします。
【所在地】那須塩原市三区町659-19
【販売時間】10時~11時
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撮影日:2022/1/7
撮影地:栃木県那須塩原市三区町
撮影MEMO:エコロジーファームほさか
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