茂木町最北部に位置する「かぐや姫の郷 竹原ブルーベリー摘み取り農園」では、完熟ブルーベリーが時間無制限で食べ放題!
6月中旬から7月上旬にかけては、ハイブッシュ系のビックスパータンやバークレイ、デキシー。7月中旬から8月上旬にかけては、ラビットアイ系のティフブルーやウッタードが食べごろを迎えます。
竹原郷づくり協議会の皆さんで管理しており、「景観を守ることにもつながっています。交代で管理に来ては、井戸端会議でもやっているようなもんですよ」と生産部長の生井正一さんは話します。荒地にならないよう農地を守るために、地域の人たちで集会を開き、協議会を2003年に設立。当時はまだ周知されていなかったブルーベリーですが、栽培しようと決めたそうです。80アール(田んぼ約8枚分)の畑にブルーベリーの苗木1,800本を植栽し、無農薬で栽培。追肥、剪定、摘花、草刈りなど、協議会の皆さんで手入れを続け、4年目からは、摘み取りができるようになりました。
今では2,000本に増えたブルーベリー。「今年は開花が早く、霜で寒かったので、去年と比べると成りがよくないね」と生井さんは話しますが、素人目には鈴なりに映ります。また、おいしさはこれまでどおりなので、心ゆくまで味わってみてくださいね。
ブルーベリーのトンネルに心引かれて一歩足を踏み入れると、まるで物語の世界に迷い込んだかのような気分に。思わず乙女心をくすぐられた感じです。炎天下での摘み取りの途中に、トンネルの木陰でひと休みするのもおすすめです。とっても涼やかで心地よいです。ちなみに品種はティフブルー。まさにこれから完熟を迎えます。
「竹が多い地域だから、かぐや姫でも出てきそうだね」などとやり取りする中で、農園名が決まったのだとか。手伝いに来ていた女性が教えてくれました。ブルーベリー畑に隣接する古民家を改装した休憩所「竹の家」は、その名前のとおり竹をふんだんに使っています。こちらでは、協議会の皆さんで朝のうちに手摘みしたブルーベリーのほか、農園内で栽培したトマトや枝豆、カボチャなど旬の夏野菜も販売しています。見るからに採り立てのみずみずしさが伝わってきておいしそうです。ブルーベリーの生果は「道の駅もてぎ」でも販売しており、かぐや姫のイラストが目印です。
茂木町竹原地区は「とちぎのふるさと田園風景百景」認定地になっており、「竹の家」の前には日本の農村の原風景ともいえる棚田が広がります。縁側に腰掛けて、のんびりと景色を眺めてみてはいかがでしょうか。
お近くの方は足を運んでみてくださいね♪
【所在地】栃木県芳賀郡茂木町竹原69-3(カーナビ登録は竹原162)
【摘み取り期間】6月下旬~8月末日
【開園時間】平日8:00~12:00、土日・祝8:00~16:00
【休園日】無休
【入園料】大人(中学生以上)300円、子ども200円(3歳以下無料)。
【摘みとり料金】 お持ち帰り1パック400円
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撮影日:2021/7/17
撮影地:栃木県茂木町竹原
撮影MEMO:かぐや姫の郷 竹原ブルーベリー摘み取り農園
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