日ごとに秋の気配が深まり、ぶどうのおいしい季節がやってきました! 今回訪れたのは宇都宮市北西部、古賀志山の麓にある「フルーツパーク古賀志」。こちらは昭和初期から4世代に渡って営んでいる果樹園です。同園でもぶどうが旬を迎え、9月上旬~10月下旬にかけて、巨峰を中心とした4品種を収穫しています。
4代目の大柿丈彦(おおがき・たけひこ)さんに、巨峰がなっているぶどう畑を案内していただきました。「約40年前、現社長の父の代からぶどうの栽培を始めたんです。この畑だけで8,000房のぶどうがあるんですよ」と聞いてびっくり!😲
また、ぶどう作りにはいくつもの工程があるのだそう。「余分な房を落とす摘房(てきぼう)作業、実を大きくするためのジベレリン処理、粒を間引く作業、害虫から保護するための袋掛けなど、一房ごとにその作業を繰り返します」と大柿さんは話します。こうした地道な作業を積み重ねることで、おいしい果実が育つそうです。ハウスや温室を使用しない露地栽培なので、果実が本来育つ季節に合わせて収穫でき、より甘みも出るのだとか🍇✨
約5ヘクタールある敷地内ではぶどうのほか、梨とりんごを栽培しています。大柿さんの曽祖父が昭和初期に梨を植えたことから始まり、果樹園として大きな成長を遂げた同園。古賀志山の麓にあるこの地は自然豊かではあるものの、果樹栽培を行うには厳しい環境だったそうです。土地の特性を引き出すために工夫を凝らし、味、品質にこだわったさまざまな品種を生産しています👏
「より良い果樹を育てるには長い年月と根気が必要です。先代から伝わる技術を継続することはもちろん、毎年新しい試みを一つずつ行っています」と、日々努力を惜しまない大柿さん。
同園では巨峰をメインに、シャインマスカットやハニーブラック、サニードルチェなどを栽培しています。巨峰は甘みと酸味のバランスが良く、とてもジューシーな味わい💜
シャインマスカット、ハニーブラックは皮ごと食べられる品種で、しっかりとした食感と甘みがあるのが特徴。サニードルチェは細長い赤い果実で、こちらも皮ごと食べることができます。
収穫したぶどうは、農園から数100m離れた場所にある直売所で購入できます。巨峰は常時販売していますが、ほかの品種は収穫状況に応じて店頭に並びます。「冷蔵庫の中に入れておくと水分が飛んでしまうため、食べる直前に冷やしてください。ぶどうは房の上の方が甘みが強いので、下から順々に食べていくのがおすすめです」と大柿さん。通常はフルーツ狩りも行っていますが、今は感染症対策でお休み中のため、直売所のみの営業となっています。
同園で収穫した果物は、下記の通販サイトでも購入できます🧑🏻💻
今だけの秋の味覚を楽しんでみてくださいね♪
新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況や、国や県等の不要不急の外出自粛要請を踏まえ、県外・県内の移動については慎重な判断をお願いいたします。
施設を訪れる際には、基本的な感染防止対策の徹底に御協力いただきますようお願いいたします。
※2023年5月以降、通常の営業となっています。
【所在地】栃木県宇都宮市古賀志町286
【摘み取り期間】9月上旬~10月下旬(天候により変動あり)
【開園時間】9:00~16:30
【休園日】期間中は無休(天候により不定休あり)
【通販サイト】https://fp-kogashi.com/
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撮影日:2021/9/1
撮影地:栃木県宇都宮市古賀志町286
撮影MEMO:フルーツパーク古賀志
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