【観光農園特集】美味しさは食のプロのお墨付き!りんごの味も魅力も余すことなく味わえる「荒牧りんご園」🍎

宇都宮市北部、日光街道沿いにある「荒牧りんご園」では、収穫シーズンになると県内はもとより、全国各地からも多くの方が訪れています。一昨年、すぐ近くに日光宇都宮道路の篠井インターチェンジが開通しアクセスがさらに良くなったこともありますが、皆がここまで足を運ぶのは何よりその美味しさに魅了されてこそ!現在は一番人気の「ふじ」の収穫が始まり、ますます賑わいを増しています💕

こちらでりんご栽培が始まったのは昭和23年。それから「おいしい!」と言ってもらえるよう親子3代、およそ70年にわたり年間を通して日夜りんご栽培の研究に励みながら精進し続けているそうです😉現在はおよそ2.5ヘクタールの土地に約20数種類、2000本以上を栽培しています✨

それほどの歴史があればこそ、さまざまな栽培方法を研究してきた「荒牧りんご園」。

どっしりしたもの、整然と列状に並んでいるもの…さまざまな樹の種類があったのもその証なのでしょう。前者は昔ながらのりんごの樹である「丸葉台」と呼ばれるもので、後者は樹の高さを抑えた「矮生栽培樹」というものだそうです。丸葉台の方は樹齢も長く見た目も圧巻でしたが、実がなるまでに時間がかかったり、選定作業が大変だったり…そんな苦労もあるのだとか。そこで近年主流になってきたのが矮生栽培なのだそう。

現在園で推し進めているのが、スレンダースピンドル方式。まるでクリスマスツリーのような形に育てることで太陽の光がりんご1つ1つに行き渡って、甘く美味しく育つのだとか。しかし丸葉台に比べると根の量が少なく、樹が倒れぬようそのバランスを保つために葉を取るなどの調整をしたり、実が多くなるメス枝をたくさん育てるため、オス枝の成長を止めたり、反対に元気のない樹に強いオス枝を残したり…やはり人の手なしでは美味しい実はならず🍎

丸いりんごに長年触っているためか、「親指があまり曲がらなくて…」と微笑む園主の荒牧栄治(あらまきえいじ)さんでしたが、それは美味しいりんご作りへの情熱の証であり勲章とも言えるのかもしれません。

りんご作りのみならず、かつて「りんご百万トン時代」と言われた頃に市場が暴落したこと、台風被害で売れなくなったりんごが出てきてしまったこと…そんなりんごを無駄にしたくないと昭和62年に先代が始めたのが、自家工場でのりんごジュースの製造でした。当時の専業農家としては全国初の試みであり、水、糖類、保存料などを一切加えずに洗浄、搾汁した「完熟天然果汁100%りんごジュース」は今や同園の看板商品!現在は「ふじ」や「つがる」、「陽光」など品種の特徴を活かした8種類を製造しているそうです。

実は某有名ホテルでもこちらのジュースやりんごが出されており、その美味しさにこちらへ買いに来る方もいるのだとか👏

また、地ビールにも使われていて、最近輝かしい賞を受賞したという嬉しいニュースも届いたのだそうです♪他にもサイダーやりんごチップなどへと商品化されたり、ジュースの搾りかすを飼料にしたり…丹精込めたりんごを余すことなく生かせることこそ、生産者である荒牧さんにとってこの上ない喜びだと言います。

「美味しいりんごは1日にしてならず」🍎

毎年園内の樹々にりんごの実がたわわになるのも、私達がさまざまな種類のりんごを美味しく味わうことができるのも、荒牧さんはじめ、りんご作りに携わってきた皆様の長年の努力があってこそ。そして私達の「おいしい」という声が、美味しいりんご作りへの情熱の糧となっています😀

今月末まではギリギリまで樹に付けておいて完熟させ、自信と蜜がたっぷり詰まったふじを味わうことができます💕ぜひ足を運んでみてください〜!!

施設を訪れる際には、マスク着用や手指消毒等の基本的な感染防止対策の徹底に御協力いただきますようお願いいたします。

【所在地】宇都宮市石那田町416

【りんご狩り実施期間】11月いっぱいまで

【受付時間】8時半〜17時半

【入園料】入園無料 1kg 540円 ※品種により変動あり

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撮影日:2021/11/11

撮影地:栃木県宇都宮市石那田町416

撮影MEMO:荒牧りんご園

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