冬季になると北国から白鳥が南下し、日本各地でその様子を観察することができます。栃木県塩谷町船生の鬼怒川(大渡橋の東側)は白鳥飛来地の一つであり、毎年11月初旬から3月初旬まで170羽を超える白鳥が飛来しています。
白鳥は冬の寒さが厳しくなると、食べ物を求めて越冬のために日本にやってくるのだそう。なんと、約3000㎞~4000㎞もの距離を移動するのだとか!
大渡橋の上からも見ることができますが、より近くで見学できるのは「まるほ船場キャンプ場」の敷地内。こちらは私有地ですが、白鳥飛来のシーズンは管理人さんのご厚意でゲートを開放してくださっています。
中に入り奥に進んでいくと川沿いに駐車場があり、土手から白鳥を観察できます。昼間は水田などにエサを探しに行くため、特に数が多いのは朝と夕方だそうです。
10時頃に向かうと、たくさんの白鳥がいました!
周辺では白鳥たちの賑やかな鳴き声が聞こえてきます。
ゆったりと泳ぐ姿はとても優雅ですね。
白鳥は家族ごとに行動するそうです。手前にいるグレーの色をしているのは子どもなのだそう! 白鳥は春に卵を産み、ヒナを育ててから日本に渡ってきます。大人になるにつれ、体は徐々に白く、くちばしは黄色になっていくそうですよ。
水中の藻や水草を好んで食べるそうで、観察していると時折水の中に頭を入れてエサを取っています。
白鳥の群れに交じって、鴨の家族も優雅に泳いでいました♪
ほのぼのとした光景です。
美しい白鳥と共に、日光連山を見ることもできます。
まさにこの時期にしか見られない絶景ですね!
白鳥は3月上旬になると、またシベリアの方へ飛び立っていきます。
こちらの開放時間は8時から17時まで。私有地のため、開放をお休みしている日もあるのでご注意を。
訪れる際はマナーを守って見学してくださいね。
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撮影日:2021/01/31
撮影地:栃木県塩谷郡塩谷町船生5870-5
撮影MEMO:白鳥飛来地塩谷
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