冬の味覚を探しに「農村わくわくスマホラリー」のラリースポット「道の駅 湯の香しおばら(アグリパル塩原)」に出かけてきました!
こちらは今年3月にリニューアルオープンし、農産物直売所、カフェ、農村レストランが一堂に集結しています。
「この地ならではの食材を味わってほしい」という思いから、地元で生産した採れたての農産物・加工品のみを徹底して取り揃えています。あらゆる場所に「塩原産」の文字が掲げられ、直売所には根菜類、白菜、ネギ、ユズ、リンゴなど旬の食材がずらりと並んでいました。
塩原の高原野菜は寒暖差のある土地で育つため、うま味・甘みを蓄えやすいのが特長だとか。10月~11月に採れる塩原高原大根は特に人気で、午前中には売り切れてしまうそう。
直売所を担当する渡邉智子さんに食べ方を聞くと、「大根やカブは生で食べるのがおすすめです。大根は千切りにし、ツナやハムと一緒にマヨネーズで和えてサラダに。カブはスライスして、塩・コショウとオリーブオイルをかけるだけでも十分おいしいですよ!」と教えてくれました。
地元の人に美味しい食べ方を聞けるのはうれしいですね♪
塩原高原大根はそろそろ終盤に。春には、甘みが強くとろけるように柔らかい「トロかぶ」、夏には水耕栽培のメロンも登場するそうです。ぜひ食べてみたい…!
農産物のほか、加工品も充実しています!
地元の人が手づくりしている漬物や総菜も人気だそう!
おまんじゅうもリピーターが多く、一番人気は塩原高原大根の切り干し大根が入った商品。シャキシャキとした食感と程よい塩気が食欲をそそります。ゆずの甘露煮が丸ごと入ったものや、芋まんじゅうにも心が惹かれます。
農村レストラン「関の里」では、「身土不二(その土地で季節の食材を食べるのが人間にとって良いとする言葉)」をテーマにしたメニューを提供しています。
今回は「巻狩(まきがり)うどん」をいただきました! 那須塩原市の「那須野巻狩まつり」では、源頼朝が那須野ヶ原で“巻狩”を行ったことにちなんだ名物料理「巻狩鍋」を大鍋で振る舞うそうです(今年度は開催中止)。
具材の根菜類、郡司豚、鶏肉がよく煮込まれ、しみじみするおいしさ。もちろん、うどんの地粉、小鉢のたくあん、刺身こんにゃくも地元産です。
リニューアルに伴い新設した「あぐりのかふぇ」では、直売所の食材を使った手作りスイーツやジェラートを提供しています。無添加にこだわり、那須塩原産コシヒカリの自家製生米粉や那須塩原産の牛乳、那須御養卵を使用しているそう。
ここではなんと“野菜スイーツ”が味わえるんです! 今の時期は、塩原高原大根ロールケーキ、レンコンのベイクドチーズケーキ、りんごジャムのレアチーズケーキ、ゆずのブラウニーなどがいただけるそう。
大根のケーキには驚きましたが、どんな味なのか食べてみると…おいしい!! 大根とリンゴが入ったクリームを、米粉の生地、大根のスライス、リンゴジュースのゼリーで巻いています。大根独特のクセもなく、さっぱりと食べられます。
「野菜のスイーツは素材を生地に混ぜ込むものが多いですが、素材の姿、味、存在をしっかりと感じられるものを作りたかったんです」と、カフェスタッフであり野菜ソムリエの藤田さおりさん。感性豊かな発想でメニューを考案しています。
素材の味を引き出したオリジナルスイーツは、まさにここにしかない一品。塩原高原大根ロールケーキは今月で終了し、次はいちごのロールケーキが登場するそうです。
この日はカップでの販売でしたが、ジェラートは毎朝手づくりしているそう。
そのほか焼き菓子にドレッシングも…!
塩原の魅力をたっぷりと満喫し、帰路につきました。
地場産のフレッシュな農産物や商品、グルメの数々から、生産者の方やスタッフ皆さんの地元愛が伝わってきました。寒い1日でしたが、心までほっこりしました♪
抽選で豪華賞品が当たる「農村わくわくスマホラリー」は2021年1月31日(日)まで。
旬の味覚を味わいに出かけてみてくださいね!
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撮影日:2020/12/16
撮影地:栃木県那須塩原市関谷442
撮影MEMO:道の駅 湯の香しおばら(アグリパル塩原)
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