天沼川に架かる四郎兵衞橋を渡り、勾配のある細道を進むと段々畑が広がります。
訪れた時は「兵庫畑を守る会」の会長を務めていた野滝勝さんが草刈に汗を流していました。
「黄色い方は食用のコシヒカリ、青みがかった方は飼料用米です」と野滝さん。
田植えは5月1日から、稲刈りは9月16日以降の晴れた日に行っていると教えてくれました。
「兵庫畑の棚田」は8戸の農家さんが先祖代々受け継いだ棚田を守り続けており、野滝さんはその内の1戸で、3代目になるそうです。
田おこしで水を張った棚田に青空が映り込む景色や、田植えが終わったばかりの早苗田の景色など、棚田は四季折々に表情が変わります。訪れた日は、頭を垂れる稲穂が風に揺れ、収穫の秋ならではの風景が広がっていました。
のどかさと美しさを兼ね備えた里山の景色に心があらわれ、すっかりリフレッシュできました♪♪
山あいの傾斜地に階段のように広がる棚田は、日本の原風景を代表する1つ。農作物の生産のほか、生態系の維持や地滑りなどの防災にも機能しています。
農地は私有地なので、訪れる際には農作業の妨げにならないようご配慮ください。
――――――
撮影日:2020/9/15
撮影地:栃木県矢板市
撮影MEMO:兵庫畑の棚田
――――――