日本の梨全国生産量で全国3位(2019年)を誇る栃木県。品種によって異なる味わいがあり、みずみずしい食感も魅力ですよね👍
ここ「いわふねフルーツパーク」では8月中旬の「幸水」から始まり「豊水」「あきづき」と季節を追うごとに違った品種の梨狩りを楽しむことができます✨
そして現在、旬を迎えているのが「にっこり」。「豊水」と「新高」を掛け合わせて平成8年に栃木県で品種登録された晩成の赤梨で、その高い糖度はもちろん、何と言ってもびっくりするほどの大きさが特徴です💖
一歩梨園に足を踏み入れると、たわわに実ったにっこりがずらり😍
目の前に広がるその光景に、驚くと同時にワクワクが止まりません ✨ 約3400平方メートルの園内にはおよそ190本の梨の木があり、そのうち150本ほどがにっこりの木なのだそう。今あるのは、植えてから15、6年目の働き盛りの木なのだとか。毎年落葉後の冬から木の剪定や枝の誘引作業を行い、4月頃、どの品種よりも早く白い花を咲かせたら受粉作業を行い、果実がなったら袋をかけて…にっこりは晩成の梨ということもあり、花が咲いてから収穫までの生育期間が長い分、じっくりと熟成して大きな果実を実らせるのだそうです。そこにはきっと、長きにわたる生産者の方々の努力と愛情もギュッと詰まっているのでしょうね!
取材時はにっこり狩りの受入を開始して約1週間経った頃。大きいものでは1キロを超えるものもあるそうですが、今年は700〜800グラムほどのものが主流だそうです。こちらでは積極的に摘果をすることもないそうで、その分1つの木にたくさんのにっこりがなっていました。この時は袋を外してから2週間ほどでしたが、これから太陽の光を浴びて、まだまだ大きく育っていくそうです😆
「美味しい梨の見分け方は果皮に張りがあり、茶色に近いオレンジのものを選ぶといいです。そして、舌切り雀のお話の場合には小さいつづらの方にお宝が入っていましたが、にっこりに関しては大きいものほどお宝!糖度もぐんと高くなりますよ」と、販売企画部の須田三起(すだ・みき)さんは教えてくれました。
さらに、梨のお尻の部分に針のような線が出ているのが完熟の印なのだそう。市場にはなかなか出回ることのない完熟のにっこりを是非とも探してみてくださいね😘
狩り方は、果実をそっと上に引き上げるだけ。果実が大きい分、結構力を使うと思いきや意外と簡単に取れてしまいます。そして、こんな細い軸で今まで木に付いていたのか…とそのパワーに驚かされます。
ちなみに梨棚は低いため、果実に頭がぶつかるなどするとすぐに取れてしまうので大人の方は要注意です。子供達にとっては手が届きやすく、自らの手で収穫体験ができる最高の環境ですよ💞
この日狩らせていただいた2つのにっこりのうち、1つは何と1キロ越え!こちらにははかりも用意してあるので、グループで訪れた方達などは誰が1番大きくて重いにっこりを収穫できたのかと盛り上がることもよくあるそうです👍
新聞紙に包んでからポリ袋に入れ、風通しの良い涼しい場所に置いて保存しておけばお正月頃まで美味しく食べれられるとのこと。久々に集う大切な家族や友人に、「びっくり」するほど美味しくて甘くてみずみずしい梨を…「にっこり」という名のごとく笑顔のお裾分けをしてあげるのもいいのかもしれませんね😊
新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況や、国や県等の不要不急の外出自粛要請を踏まえ、県外・県内の移動については慎重な判断をお願いいたします。
施設を訪れる際には、マスク着用や手指消毒等の基本的な感染防止対策の徹底に御協力いただきますようお願いいたします。
【所在地】栃木市岩舟町下津原1585
【実施期間】11月中旬まで
【受付時間】10時、11時、13時、14時 ※要予約
【入園料】1玉狩り&試食付1000円、幼児(3歳以上小学生未満)は試食のみ500円
※雨天でも実施しますが、棚田が低く足元が悪いため傘はさせません
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撮影日:2021/10/12
撮影地:栃木県栃木市岩舟町
撮影MEMO:いわふねフルーツパーク
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