栃木県の北部では、農家が古民家を改修した施設で宿泊や農業体験等を受け入れる「アグリツーリズモ」という取組が行われています🌿
今回は大田原市でアグリツーリズモを体験できる施設「花園創(はなぞのそう)」に行ってきました🚙🎶オーナーである、お米農家「momo farm」代表の西岡智子さんにお話を伺います。
西岡さんは15代目でお米とビール麦の栽培のほか、米の加工品販売も行っています🌾そして今年8月に「花園創」をオープンしました👏
「花園創」では、元々あった納屋や蔵を改修した施設に宿泊をし、農業体験や地元の農産物を味わうことができるそう。
西岡さんに施設を案内してもらいました🚶♀️🎶
まずは「納屋ゆらぎ」から。1階には受付とキッチン、ダイニング、シャワールームがあります。
花園創の建物は古いものだと明治時代の建物もあるとか😮元の姿を残しつつ、家具なども建物に残っていたものをできるだけ使用するようにしています。
そのためどこか懐かしさを感じます。
1階の中央にある大きなテーブルは母屋の大黒柱から作ったもの。大人数でも使えるこのテーブルはあえてニスを塗らず、人が触ることで徐々に質感が変わるようにしています。
また、一見おしゃれな窓もお米の乾燥機の通気口でした。
天井が高いのも大きい乾燥機を入れていたからだそう。
2階はベッドルーム。広々とした空間で日差しもたっぷりあり、ゆっくりと過ごせます。
「納屋ゆらぎ」と「蔵せせらぎ」にそれぞれ5名ずつ宿泊することができるため、学生のグループでの宿泊が多いそう。
こちらが「蔵せせらぎ」。
蔵の2階は納屋と同じく宿泊スペースですが、1階は「豊穣蔵(ほうじょうぐら)」というショップになっており、土日限定でオープンしています。
お米とその加工品のほか、近隣の農家の商品も販売しています。
お米の特徴が描かれたボードも置かれています🌾
量り売りで3合から購入できるので食べ比べもおすすめです。品種や田んぼによって味が違うそう🤔
お店を通してお米の美味しい食べ方や楽しさを伝えられればと西岡さんは話します。
お米の加工品は焼き菓子が人気😊スコーンやビスコッティが並びます。
こちらの焼き菓子は大田原市内の商業施設「トコトコおおたわら」内の「Oyatsu to Café kabaco no co(焼きたて焼き菓子工房Kabaco)」でも購入できます。
蔵の向かい側には厨房と立派な囲炉裏があります。
こちらで地元の農産物を使用したバーベキューをしたり、もみ殻を燃料としてかまどでお米を炊いたりします。
momo farmのお米で作った日本酒もいただけます。
箪笥の中にはおちょこがいっぱい。外国人の反応がとても良いそう。
そしてなんとピアノも🎹長い間使われていなかったため音がずれていましたが、宿泊者が弾いているうちに自然と調律されていったのだとか😲
今後はこちらで糀づくり体験や焼き菓子工房を計画中。
様々な体験ができる花園創でのアグリツーリズモ。
一般的なホテルと違い、宿泊者と直接会話し感動を分かち合うことで、西岡さん自身も新たな価値に気づくそう。
次に案内されたのは田んぼ🌾稲刈の時期は終わってしましましたが、そこにはテーブルと椅子が。なんと田んぼの中でコーヒーがいただけます☕
ゆっくりとした時間が過ごせる空間。幼いころから田んぼに触れ、学生時代は土手でご飯を食べていた西岡さんにとっては日常的な空間ですが、お客さんにとっては特別な体験でとても好評。
西岡さんは幼いころから見ていた大好きな田んぼの風景や、農村の食べ物の美味しさを伝えたいと、学生のころから思い描いていました。
そして「momo farm」の名前の由来となった娘さんとともに花園創をオープン。
今後はアグリツーリズモのマネージャーを務める娘さん、無農薬栽培を研究している息子さんのサポートをしながら、お客様の暮らしにつなげられるような体験を提供したいとのこと。
田んぼのある風景、田んぼがあるからこその時間を是非「花園創」で楽しんでほしいと笑顔でお話ししていました。
自然に囲まれたゆっくりとした時間を過ごしてみませんか?
動画も是非ご覧ください!▼▼
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撮影日:2023/11/1
撮影地:大田原市花園1187-1
撮影MEMO:momo farm 花園創
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【住所】〒324-0023 大田原市花園1187-1
【TEL】0287-28-0685
【HP】https://www.momo-kabaco.com/m/
宿泊についての詳細・ご予約はこちら
▶https://ohtawaragt.co.jp/agriturismo/list/57/
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