山林を切り開いた約1.6ヘクタールのりんご園には、一番人気のふじを中心に10種類、およそ580本のりんごの樹木が枝を広げていました。9月は黄色い皮のキュート、昂林（こうりん）、10月からは秋茜、秋映・・・11月中旬にはふじがお目見え。その時期ごとに品種が変わり、11月25日まで収穫を体験できます。（11月26日から1月末にかけては、自宅での直売のみになります。）
「すべて手売りしています。木の上で完熟させているので、新鮮さが違います」と代表の渡辺敬一さん。フレッシュな甘味とシャリッとした食感は、忘れられないおいしさ。贈答品や家庭用、加工用など、用途に合わせて選択できるのも直売ならではです。
話を伺っている間にも、リピーターの方々が旬の味覚を求めて訪れていました。
たわわに実る青いりんごは、さらに実が膨らみ、鮮やかに色づく前の姿。日光が当たるように余分な葉を摘み取り、均等に色づくよう玉回しと呼ばれる作業を、一つ一つ手作業で行うそうです。
日照不足が続いた月もありますが「順調に育ってきています」と渡辺さんが教えてくれました。
りんご狩りでは、グループごとにスタッフの方が付き、樹木を前に食べごろの見極め方や、収穫の方法を説明してくれます。
低樹高栽培で、下枝を作るように手入れをしているので、小さなお子さんでも手が届きます。「実がなっている姿を見せたい」「収穫を体験させたい」と、親子で訪れるお客さんも多いそうです。
今年はコロナウイルスの感染防止のため、残念ですが試食はしないことに決めたそうです。
また、消毒液やマスクの着用、パネルの設置など、できる限りの感染対策で対応しているそうです。
ウェルサンピア栃木の西側に位置し、細い道を入った場所なので、もし道に迷った時には、電話で連絡を。有機質たっぷりの土はふかふかしているので、りんご狩りの際には、汚れても大丈夫な服装がおすすめです。
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撮影日：2020/9/2
撮影地：栃木県鹿沼市栃窪
撮影MEMO：渡辺りんご園
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