こんにちは。SOBAKOです。
クリスマスも終わり、今年も残すところあとわずかですね。
年越しそばにはまだ少し早いとある日の昼に、日光市小来川(おころがわ)にある地場産にこだわるそば処、「山帰来(さんきらい)」に行ってきました。
今市インターから南へ車を走らせること20分。山道を抜けて少し視界が開けた黒川のほとりにそのお店はありました。
神社の境内を思わせる石畳、その先にたたずむログ造り建物は、山あいの農山村の中にあってそれだけでも目を引く存在ですが、店内に足を踏み入れるとそこにはさらなる異空間が拡がっていました。
木目を基調とした内装に解放的な高い天井。陽光がふんだん差し込む広い窓からは、笹目倉山と黒川を一望できる眺めのよさ。
実は小来川はログハウスの聖地として知られ、お店の建物は、この地で修行し全国で活躍中のログビルダーが集まり、地場産の樹齢80年の杉を利用して建てられたものだとか。
ちょっとおしゃれな店員さんに案内され、
窓ぎわの席へ。
この日は4人での来店でしたが、平日でそれほど混み合っていなかたこともあり、お店の迷惑も顧みず、各々、まちまちのメニューを注文することに。
シンプルな二八のもりそばは「小来川」と名前がつけられています。おしゃれな雰囲気のお店なので盛りは少なめかなと思いきや、標準で300gとボリューム満点。なんでも器が大きいため、このくらいの盛りにしないと見た目のバランスがとれないからだとか。量だけでなく、味も言うこと無しの抜群でした。ちなみに、このお店では、そば粉は全て日光産、それも大部分は地元の小来川産を使っているのだとか。
次にご紹介するのは、ゆばそば。
ゆばは、山を一つ越えたお隣、鹿沼市板荷から毎日仕入れているそうです。店長さんイチオシの逸品です。
そして、辛みおろし大根そば。
ピリッとした辛さがそばの味を引き立てます。紫色の辛み大根も、もちろん小来川産。
最後は、そば通好みの一品、冷やし酢橘(すだち)そば。
そばの味を純粋に楽しむなら、これが一番と言う人も。
デザートにオススメは、そばの実アイス。
丸むきのそばの実が練り込まれたアイスは甘すぎず、一緒に添えられた揚げたそばが程よいアクセントとなっています。
さて、写真でお気づきかもしれませんが、ここ、山帰来は器にもこだわっています。
皿や蕎麦猪口などは全て益子焼で、象嵌(ぞうがん:粘土の生素地に色の異なる粘土などを埋め込んで描いていく技法)の陶芸家として知られる佐伯守美氏の作品とのことです。
そばのみにとどまらず、つかの間の異空間をも味わえる「小来川 山帰来」。
皆様も一度訪れてみてはいかがでしょうか。
【小来川 山帰来】
住所 :栃木県日光市南小来川395-1
電話 :0288-63-2121
営業時間:午前11時~午後3時
定休日 :毎週火曜日
参考URL : http://www.t-upc.com/sankirai/
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