自家製粉による挽きぐるみのそば粉にこだわった「手打ちそば いずる庵」

こんにちは。雫です。

佐野市といえば「佐野ラーメン」が有名ですが、実は県内有数の蕎麦の産地であり、日本名水百選にも選ばれた清らかな水は、美味しい蕎麦づくりに最適!

ということで、今回は、佐野市役所近くの「手打ちそば いずる庵」に行ってきました。

こちらのお店は、県産農産物をメインとした料理を提供している「地産地消推進店」なんです!

挽きぐるみのそば粉は、黒い殻も粉として入っているため見た目も蕎麦らしく、いわゆる「田舎そば」と呼ばれます。蕎麦の栄養がぎゅっと詰まっていて、蕎麦らしい味と香りを楽しめるのが特徴です。

雫は、「大根そば」をいただきました。

「大根そば」は栃木県佐野市周辺の郷土料理で、細切りの大根をもりそばに混ぜたものです。ダイエット食にも適しているそうだ。

蕎麦と一緒に頬張ると、大根のシャキシャキ感が堪りません。蕎麦の繊細な風味を、大根のさっぱり爽快な清涼感が引き立て、相性抜群です!

それでいて、蕎麦のうま味となめらかにのどに滑りこんでいく食感も味わえます。外・一そばならではの一品!

「蕎麦屋のカレーはうまい」って言う人が多いけど、いずる庵のカレーも“だし”が入った和風の味付けでホッとする美味しさ。

夜には焼酎のそば湯割りもおすすめ! ほのかな蕎麦の香りとまったりとした口当たりがくせになります。

【豆知識】

そばの実は、外側から果皮、外層粉、中層粉、内層粉、胚芽という階層で構成されています。

そばを製粉する際、はじめに中心部の胚芽や内層粉から粉になって排出され、続いて中層粉、最後に外層粉といった形で順々に排出されていきます。

最初に出てくる胚芽や内層粉は「1番粉」といいます。1番粉だけで打った蕎麦は真っ白く、一般的に「更科そば」と呼ばれ、蕎麦らしい香りは弱いものの喉越しがよく、甘みがあります。

次に出てくる中層粉は「2番粉」といいます。1番粉と2番粉を使用した蕎麦はやや灰色で、一般的に「藪そば」と呼ばれ、1番粉の良さを残しつつ、上品な香りを楽しむことができます。

最後に出てくる外層粉は「3番粉」といいます。1~3番粉を使用した「田舎そば」は、色も香りもぐんと濃くなり、1番粉の甘み、2番粉の上品さ、3番粉の香りと色、栄養を兼ね備えた「蕎麦らしい蕎麦」と言えるでしょう。

 

【手打ちそば いずる庵】

住所:栃木県佐野市高砂町55

電話番号:0283-24-7353

営業時間:11:00~20:30

定休日:水曜日

※メニューや価格等については、ブログ掲載時と内容が異なる場合がありますので、店舗等を利用される際は、事前に当該店舗に御確認くださるようお願いいたします。

※栃木県農政部の情報は、「栃木県農政部ツイッター」栃木県農政部(@tochigi_nousei)さん / Twitterでも発信しておりますので、ぜひご利用ください。


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