紅葉が街を彩る10月の昼下がり、宇都宮市の鼠穴通りにある「鼠穴 LIQUID ROOM」さんを訪れました。鼠穴通りは宇都宮城外堀の北側にあたり、町同心の屋敷が並んだ細い道が、ネズミの穴のように見えたことが名前の由来とか。 |
場所は駅前大通りに面したビルの1階ですが、通りの反対側に位置する入り口からは、ひっそりとした隠れ家的雰囲気が漂い、落ち着いて食事が楽しめそうです。 |
入り口近くにカウンター席があり、その奥は、全席が革張りや布張りのソファー席となっています。初めてでもとてもくつろげる感じで、なるほど、先客が女性客ばかりなのもうなずけます。 |
オーナーシェフの遠山さんは壬生町出身とのことで、契約している出身地の農家さんを直接訪れて仕入れしているそうです。野菜の鮮度を重視するとともに、調理では野菜を加熱しすぎないようにして素材の良さを引き出しているとか。まずは前菜を頂きましたが、トマト以外は壬生町産とのことで新鮮そのものでした。 |
ランチセットにはスープや煮込み料理などの小鉢が添えられ、小鉢だけでも十分おかずになるほどです。 |
本日のメインディッシュは鶏のグリル。豪快なネギの盛りつけが印象的です。パリパリに焼き上げられた鶏の皮が香ばしく、添えられた野菜のグリルも、そのシャキッとした歯ごたえに素材の力強さを感じました。 |
手頃な値段ながらドリンクも付いているし、デザートの西洋なしが季節感があってうれしいです。主役は野菜というだけあって、メインの料理にも負けない野菜のおいしさにオーナーシェフの心意気が感じられ、満足感のとても高いランチとなりました。 |
【鼠穴 LIQUID ROOM】
宇都宮市伝馬町1-17 伝馬町ビル1階 028-633-0099
HPアドレス http://www.mondo2002.com/liquidroom/
取材 : 2013/10/30 まろん