こんにゃくを芋(茂木町産)から作ってみた

こんにちは、かぼプキンです。

今回は、「蒟蒻(こんにゃく)芋」から作るこんにゃく、についてレポートします。

ある日、私は茂木町産の蒟蒻芋を手に入れたのです。

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さて…こんにゃくを作るのに他にどんな材料がいるのか検索してみるか。「消石灰」?スーパーでは見たことないな。

真岡市のドラックストアにあるかな…ない。え?今は取り扱ってない?鹿沼市のドラックストアになら…あ、ない…そうですか。

ホームセンターになら…ある?やった!え、これ?これって畑にまく土壌改良資材だよね?20kgとかそんなにいらないし。2gしか使わないし。そもそも口に入れるためのものじゃなさそうだし…。

どこにあるの、消石灰…。

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材料がそろわず、蒟蒻芋をインテリアにすることを考え始めたとき、茂木町の直売所、「いい里さかがわ館」で「こんにゃくの素」なるものを発見しました。すごいわ、さすが蒟蒻芋の産地茂木町。

こんにゃくの素は消石灰ではなく、炭酸ナトリウムが成分らしいですが、これでも作れるみたいです。それでは取り掛かりましょう。

材料は蒟蒻芋(316g)、こんにゃくの素、ぬるま湯。道具はゴム手袋、ピーラー、包丁、はかり、おろし器、ボウル、計量カップ、お鍋、木べら、こんにゃくを流すタッパー。

 作り方はこんにゃくの素の裏に書いてあります。うーん、手順は大体5つでしょうか。

①芋をすりおろす、②芋にぬるま湯を混ぜてから煮る、③煮芋にこんにゃくの素を入れる、④こんにゃくを型に入れてかためる、⑤こんにゃくを茹でてアクをぬく まず皮をむきます。ピーラーを使おうかと思いましたがごつごつして使いにくそうだったので包丁を使います。

※蒟蒻芋には「シュウ酸カルシウム」という強い毒性を持つ物質が含まれているため、肌に芋が触れるとかゆくなったり痛くなったりします。こんにゃくができあがるまで素手で芋を触ってはいけません。 中は意外と白かった…。梨の皮をむいているようなやわらかさでした。匂い…は、例えづらいですが…いちぢくみたい? 芽の部分を取り除きます。ここで計量し直します。280gでした。芋1000g当たりこんにゃくの素が25gとのことなので、今回は素を8g使います。   ぬるま湯1リットルをボウルに入れて、その中に芋をすりおろしていきます。この時、右手のゴム手袋をおろし器で破ってしまい、ダメにしてしまいました。予備が必要でした。 おろし終わるとこんな感じです。赤い色になってしまいました。アクの色でしょうか。もうすでにどろどろしています。 おなべに入れて弱火でこねていきます。というかこんな色で大丈夫なのか不安になってきました。赤いこんにゃくができてしまうの? 20分ほどこねると鍋から離れてお餅っぽくなってきました。うっすら透明感もあります。ここで火をとめて、ぬるま湯に溶かしたこんにゃくの素を一気に投入!!

!!こんにゃくのあの色になった!!匂いもこんにゃくの匂いだ~! 木べらでは限界があるのでホイッパーに持ち替えて全力で混ぜます。急がないと固まってしまうううううう!水で濡らしておいたタッパーに煮芋をつめて、常温において冷まし固めます。タッパーに入りきらないのはちぎって玉(にならなかったけど)こんにしました。  1時間ほどで固まったようだったので、タッパーのこんにゃくは適当に切り、玉こんはそのまま茹でました。30分ゆでて、茹でこぼす…を3回行い、しっかりアクを抜きます。昔から長芋や里芋を食べてかゆくなってきたので念のためです。ゆであがった板こんは水を入れたタッパーに泳がせ、冷蔵庫にいれてアクを抜きます。板こんは表面が凸凹していますが、手作りならではでしょう。今回できたのは板こん6枚分くらいの量でした。

※(後日談)こんにゃくからアクが出てきて水の色がどんどん茶色に変わるので、適宜水を変えました。 一晩アクを抜いたこんにゃくを食べたら口がかゆくなりましたので、アク抜きを延長しました。同じ物を食べてかゆくならない人もいましたので、個人差があるようです。アク抜き後、玉こんはだし醤油とみりんで味玉にしてみました。歯ごたえは売っているものよりやわらかめでした。あんな小さい芋からこの量のこんにゃくが作れるとは…恐るべし蒟蒻芋。また作りたいですね。

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さて、皆さまも試してみてください、と締めたいところですが、肝心の芋がなければ作れませんね。

茂木町の「いい里さかがわ館」の支配人さんに伺ってみたところ、11月の上旬から中旬にかけて、蒟蒻芋の取り扱いがわずかにあるそうです。いつでもあるわけではないのでお問合せの上でお求めください。お値段は1個300円前後とのことです。

【いい里さかがわ館】
住所:栃木県芳賀郡茂木町大字飯362-1
電話:0285-65-7555
HP:http://sakagawakan.com/

※ 栃木県農政部の情報は、「とちぎファーマーズチャレンジネット(http://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/)」や「栃木県農政部ツイッター(http://twitter.com/tochigi_nousei)」でも発信していますので、是非、ご利用ください。