こんにちは、ベジフルです。
「かんぴょうシーズン到来!」ということで、
上三川町でかんぴょうを生産・製造・加工を手掛ける上三川町の(株)谷野善平商店(やのぜんぺいしょうてん)の谷野さんにかんぴょうのお話を伺ってきました。
お話を伺ったのは、明治17年創業から4代目。
かんぴょう農家が減少しているため自ら生産を始めて11年目になる「かんぴょうマイスター」の谷野方昭(やのまさあき)さんです。
※かんぴょうマイスターとは、公益財団法人 日本特産農産物協会が特産農産物(かんぴょうやこんにゃく、お茶等)に精通する人を認定する制度です。
谷野さんが手にしている長ーい鎌が気になります。
かんぴょうの原料「ゆうがおの実」のなる数を制限し太らせるための“芯どめ”という作業に使うそうです。
「かんぴょうは、足跡が肥やしになるんだ」と谷野さん。
暑い日も毎日畑に入って、手間をかけるほど良い実が収穫できるとのことです。
畑を見渡すと、わらの上にゆうがおの実が鎮座しています。
農産物としては、500mlのペットボトルが小さく見えるほどの大迫力。
この時期、雨が降ってくれないとゆうがおが肥大しないので、雷が来ると昔の人は、
「雷(らい)様がきた!」と大喜びしたそうです。
栃木県は雷が有名ですが、雷に様付けするほど農家にとっては恵みの雨なのです。
かんぴょうは、早朝3時頃から収穫し、この機械でゆうがおの実(ふくべ)を薄くひも状に削ります。
腕の見せ所は、左右非対称のゆうがおの実の重心を見つけてセットするところだそうです。
「朝、3時頃来れば見せてあげるよ。」
(夜型人間なので、遠慮させていただきました。)
干したところがこちら。
きれいですね。
「早朝の干したては、もっとカーテンみたいできれいだよ。」
(夜型人間なので、、、残念。)
出来上がったかんぴょうは、谷野善平商店さんの敷地内の作業場で、調整、検品されます。
谷野さんの畑のかんぴょうの他、県内の農家から出荷されてきたかんぴょうを一本一本開きながら、ささくれや汚れ、不純物や異物混入がないかを確認する熟練の作業です。
検品後は、束ねて計量し、パッケージングします。
できあがった商品がこちら!
栃木県の基準をクリアした高品質な農産加工品に付けられる「Eマーク」の認証がついています。
もう一つ、(株)谷野善平商店さんのおススメ商品をご紹介いただきました。
自社工場で製造した味付けかんぴょうです。
上三川町の「かみのかわブランド」にも認定されています。
「かんぴょうマイスターが心をこめて作りました。」
その一言にどんな味か、わくわくします。
早速いただきました。
かんぴょう巻きに使えるように製品は長いので、切って盛り付けました。
想像以上に柔らかく、ふっくらとしていてビックリ。
さすが、かんぴょうマイスターの作った商品。
パッケージにおつまみにどうぞ、と書いてあったとおり、このままでどんどん箸が進みます。
味付け無しの方も調理しました。
個人的に好きなかんぴょうカルボナーラにしてみました。
食物繊維が豊富だし、糖質OFF!だし、健康的。
味付け次第で無限にアレンジできるのがかんぴょうの良いところです。
かんぴょうの美味しい食べ方を知っている、という方は、
ただいま栃木県干瓢商業協同組合で
かんぴょうレシピコンテストを開催中なので、挑戦してみてください。
【購入出来るお店】スーパーマーケットかましん、福田屋百貨店FKDインターパーク店等
【(株)谷野善平商店】
〒329-0611 栃木県河内郡上三川町上三川4927
TEL:0285-56-2022(代) FAX:0285-56-2489
HP:https://www.yanokanpyo.com/
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