栃木県は温帯湿潤気候に属し、内陸県のため、1日の最高気温と最低気温の較差が大きいという特徴があります。
夏期は南東季節風の影響で山地の降水量が多く、また、夏の雷が多いことでも知られています。
冬期は北西季節風の影響で山地は雪が降りやすいが量は少なく、一方、平地では乾燥した晴れの日が多くなっています。特に冬期の日照時間の長さ、降雪日数の少なさから、施設園芸に向いています。
これら農業生産に向いた気候条件のもと、県内では北方型のりんごや南方型のみかんが栽培されるなど多種多様な農産物が生産されています。
栃木県では有史以来マグニチュード7以上の地震の発生は無く、また、台風や洪水などの自然災害の被害が極めて少なく、本県の住み良さの要素のひとつになっています。
なお、本県の文化・経済の中心地である宇都宮市では、行政機関をはじめ、金融機関、企業の本社・支社が集結しており、北関東一の規模を誇っています。
その県都宇都宮を中心として放射状に道路網が整備されており、県内の約75%の地域から宇都宮市(県庁)まで1時間以内で来ることが可能となっています。